病気は家庭でなおすものである自分たちの健康は自分たちで守る
ライフケアシステムのご紹介
この度は一般社団法人ライフケアシステムのホームページをご覧いただきましてありがとうこざいます。代表理事の辻彼南雄(つじかなお)です。
ライフケアシステムは、「自分たちの健康は自分たちで守る」という精神に基づき、元気な時から生涯にわたって健康を支えあう会員制の団体です。
1981 年に在宅医療の第一人者である佐藤智医師が当時の患者とその家族とともに設立しました。
当時のエピソードがあります。佐藤医師が東京を離れている時、高齢の患者が夜中に具合が悪くなり、救急車で病院に搬送されるということがありました。幸い患者は回復しましたが、「先生に相談できなくて、とても不安だった」と訴えたのです。
「24時間・365日、医師に相談することができる仕組みを作ろう」。佐藤医師はそう考えて、ライフケアシステムは発足したのです。2003年に法人格を取得し、在宅医療の先駆的な組織として活動を続けて来ました。
その後、医療制度が改正され、介護保険が導入されて、公的保険を利用して、在宅医療と介護サービスが受けられるようになりました。しかし、健康保険と介護保険だけでは、個人が望む医療を受けることが難しいのが現実です。
ライフケアシステムの会員になると、「家庭医」を持つことになります。その人の人生観や価値観、仕事やライフスタイルを踏まえ、全人的に診るのが家庭医です。
「病院を受診したほうがよいか」「どの科を受診するべきか」等の相談に応え、適切な病院や専門医を紹介します。
ライフケアシステムのサービスの大きな柱は、医師による24時間の電話相談です。会員は、夜間・休日を含め、体調に変化が生じた時、医師に電話で相談することができます。緊急時には、医師が電話で救急隊員と連絡を取り合い、病院の選択と搬送先の病院での処置が迅速かつ適切に行われるようサポートします。
ひとり暮らしと二人暮らしの世帯が増えている現代、「持病を抱えてのひとり暮らしが不安」「夫婦ともに高齢になって、老老介護になってしまった」等、個別の悩みや相談が増えています。
ライフケアシステムでは、家庭医、ソーシャルワーカー、看護師が連携して、在宅での療養生活を支援するほか、会員が病院に入院しても、施設に入所しても、訪問して相談にのります。
希望に沿った医療とケアを選択して、自分らしい生活が送れるよう会員を総合的にサポートするのがライフケアシステムです。
『ライフケアシステムの歩み No.36 「追悼 佐藤智先生」特集号』より
掲載内容は、こちら からご覧下さい。
『ドクタージャーナル 第31号』より
①「日本の在宅医療のパイオニア、佐藤智(さとう あきら)医師のスピリッツを次世代に継承していきたい」(辻 彼南雄)
② (紹介記事)「ライフケアシステム」
③ (紹介記事)「在宅医療のパイオニア 佐藤智医師」
記事は、PDF( こちら )もしくは、デジタルブック( http://www.mass.or.jp/dj/vol31/html5.html#page=7 )で
お読みいただくことができます。
健康特集 「かかりつけ在宅医」のすすめ その見つけ方、上手なかかり方は?
目次 ・在宅医療は、今
・在宅医療が向いている人は?
・かかりつけ在宅医の探し方は?
・どのくらい費用がかかる?
・在宅医療を受ける準備
・在宅医療なんでもQ&A
内容紹介(書評より)
この人には何が必要か? 誰がいっしょに悩むのか? すべては目前にいるひとりとの出会いから始まる。
本書は「地域包括ケア」という既存の言葉を、現場の問いと模索と実践から再構築する試みだ。
(NPO法人「抱樸」 奥田知志)
日本の土の中から生まれた宝石のような実践の数々。それを座談会という日本生まれの手法も使って歴史的視座から解き明した前代未聞の本。地域包括ケアを、実践者たちの優れて独創的な活動の中でわかりやすく紐解いていく。医療や福祉や介護・看護の現場、そして行政の世界で、前例を超えた前例を創ろうとしている方々にとって、必読書の一冊。
(大熊由紀子)
目次より
第Ⅲ部 地域包括ケアの来歴をたどる
3章 包括的支援としてのライフケアシステム 佐藤智医師の仕事
代表理事
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